創立「60周年」記念式典並びに祝賀会〜コピー
創立「60周年」記念式典並びに祝賀会
おかげさまで はるな郷は、創立「60周年」を迎えました。
令和元年11月1日(金)に、ホテルグランビュー高崎にて60周年式典並びに祝賀会が開催されました。
群馬県健康福祉部副部長 小林啓一様、高崎市長 富岡賢治様をはじめ、前橋市福祉部長様、群馬県県議会議員様、群馬県社会福祉協議会会長様、群馬県知的障害者福祉協会副会長様ら、大勢のご来賓の方々からお祝いのお言葉を頂戴しました。
創立「60周年」記念式典の様子
はるな郷理事長の挨拶
本日ここに、群馬県知事 山本一太様・高崎市長 富岡賢治様・前橋市長 山本龍(りゅう)様を はじめ、多くのご来賓並びに 関係者の皆様を お迎えして、社会福祉法人 はるな郷 創立六十周年記念式典を 開催することが 出来ますことに、心より御礼申し上げます。
令和という 新時代がスタートした 記念すべき年に 六十周年を 迎えることが 出来ましたことは、ひとえに皆様の永年にわたる ご協力と ご支援のお蔭と、深甚なる感謝を 申し上げます。 箕郷町松之沢の 山紫水明の地に、「知的障害者の理想郷を創ろう」としていた初代郷長 登丸福寿をはじめ、関係者の熱意と、三万坪もの土地を 無償で提供して下さった松之沢地区の皆様をはじめ、清水初五郎 箕郷町長など多くの方々の 運動が実を結び、昭和三十四年に、日本で最初の 知的障害者施設としてはるな郷が 開設の運びとなりました。 登丸初代郷長 以下、職員全員が「当事者中心主義」を掲げ、障害者の幸せと 自立のために 尽力することを誓い、実践に努めて参りました。
私は、昭和四十年代初頭に、はるな郷 就職者援護会の 活動にたずさわり、その後、理事、理事長として 半世紀となりました。充実した現在とは異なる、創立当時の 物足りない 環境にもかかわらず、利用者一人ひとりが 浮かべる まばゆい笑顔に衝撃を受けました。その衝撃から 就職者援護会にかかわった私は、自ら経営する ヒロパックスに社員として 受け入れることが 使命であると痛感したのでした。最初は、自宅兼 会社の敷地内に寮を整え、六人の青年を 迎えました。私の両親や 息子たちと 家族同様に 寝食を共にして、仕事に励んでもらいました。私たち夫婦や 幼かった息子が 体調を崩した際などに、人一倍 気づかってくれたのは彼らでした。両親が他界した後も、命日には必ず線香をあげてくれました。健常者の社員にはできない行動でした。そんな「人としての生きる道」を 教えてくれたエピソードには 事欠きません。彼らは企業にとって 職場環境を 向上させてくれる「すぐれた経営資源」であり、社会にとりましては共生社会実現への「すぐれた社会資源」以外の何物でもないのです。私の 理事長としての取り組みは、貴重な教えをくれた「恩師」である彼らへの「感謝」と「恩返し」にほか なりません。
振り返りますと、はるな郷は、前半の三十年間と後半の三十年間で大きな変化がありました。昭和時代は、利用者の支援の為の 施設整備を進め、生活の充実を図りました。平成に入りますと、それと同時に「在宅で暮らす利用者の支援」の充実も進められるようになりました。地域に根差した 施設として、グループホームの新設や 地域生活支援 多機能センターの開設、高崎市 障害者 虐待防止センター 業務の受託など、さまざまな事業に 積極的に取り組んで 参りました。 はるな郷にとりまして、利用者と ご家族がこれからも安心して暮らせるよう、さまざまな事業を安定的に 提供していくことが大きな責務でございます。そのために、三十年後、五十年後のあるべき姿を 見据えて、計画的に事業を進めて参りたいと考えております。
障害者をめぐる状況は、まだまだ多くの課題が山積しております。私たち職員一同は、誰もが「働くことの歓び」「社会貢献できる幸せ」を手にして、「障害者と健常者が互いに支え合う社会」を目指して、誠心誠意、力を尽くして参る所存でございます。 皆様におかれましては、これまでと変わらぬご支援をお願い申し上げ、創立六十周年記念式典の式辞と致します。
令和元年 11月1日 社会福祉法人はるな郷 理事長 広瀬 彪夫
創立「60周年」を祝い、利用者の方々と職員による八木節の披露【祝賀会にて】
創立「60周年」記念式典並びに祝賀会を終えて【御礼】
おかげさまで、はるな郷も、節目の1年を迎えることができ、記念式典並びに祝賀会当日は、関係する大勢の方々に感謝の意を伝えることができました。
職員一同、気持ちを新たに、障害者福祉の発展に、より一層貢献していきたいと考えております。
皆さま、これからも、はるな郷を、よろしくお願いいたします。
創立「60周年」記念事業
はるな郷『愛の鐘』改修事業
『はるなベーカリーお菓子詰め』
※創立60周年記念式典仕様
はるな郷『創立60周年記念誌』