群馬県地域生活定着支援センター
群馬県地域生活定着支援センターについて
施設紹介
矯正施設(刑務所等)入所者の中には、生活に必要な収入を得る仕事に就けず、また必要な福祉サービスを利用することが出来なかったために、生活苦から窃盗などを重ね、入退所を繰り返す障害者・高齢者がいます。彼らが矯正施設を退所後、すぐに必要な福祉サービスの利用をすることが出来れば、出所後生活は安定し再犯をせずとも地域で暮らし続ける事が出来ます。
このような背景のもと地域生活定着支援センターは、厚生労働省が平成21年度に「地域生活定着支援事業」として創設し、平成24年度からは矯正施設退所後のフォローアップ、相談支援まで支援を拡大・拡充し、入所中から退所後まで一貫した支援を行う「地域生活定着促進事業」として実施しています。
司法・福祉・医療など様々な分野と連携を図りながら日々実践に取り組んでいます。
これまで430名の方々を支援し約100名は弁護士や検察官などとも連携し被疑者・被告人段階にある障害者・高齢者に対する支援、いわゆる「入口支援」にも積極的に介入しています。対象者が必要な福祉サービスを利用し地域の中で「生きがい」を持って暮らしていけるよう支援しています。
サービス内容
①コーディネイト業務
帰住先のない矯正施設受刑中の障害者・高齢者に対して矯正施設での面接を行いニーズを把握し、受け入れ施設等のあっせんや福祉サービスに関わる申請支援等を行います。また帰住地があっても福祉支援の必要な方に対し保護観察所と協働し必要な機関や福祉サービスの利用調整を行います。
帰住先のない矯正施設受刑中の障害者・高齢者に対して矯正施設での面接を行いニーズを把握し、受け入れ施設等のあっせんや福祉サービスに関わる申請支援等を行います。また帰住地があっても福祉支援の必要な方に対し保護観察所と協働し必要な機関や福祉サービスの利用調整を行います。
②フォローアップ業務
矯正施設を退所し地域で暮らしている障害者・高齢者などに対して関係機関と協働し伴走的支援を行っています。
③相談支援業務
すでに矯正施設から出所している障害者・高齢者や被疑者・被告人段階における障害者・高齢者などに対して帰住先や福祉サービス等の利用調整を行います。また、関係機関に対し助言その他の必要な支援を行います。
④啓発活動
各業務を円滑かつ効果的に実施するための必要な役割や連携、定着支援センターの業務及び犯罪をする方や刑務所出所される方の実情に関し、周知・啓発活動を行います。群馬県地域生活定着支援センター主催研修
毎年、矯正施設出所された障害者・高齢者の福祉事業所での受け入れに関し積極的な支援協力が行われるよう研修会を行っています。
内容としては刑務所を出所された当事者からのお話、受け入れ事業所での不安軽減できるよう実践報告また演習を通じて実際に触法の方の相談があった時、どう対応するか検討するグループ演習など、その時々必要を思える研修会を企画させていただいています。
矯正施設受刑者の実態をしらないからこそ、その対象者を特別視してしまいます。多くの方々に「罪を犯した人の実態」を知っていただけるよう今後もより魅力的な研修会を企画できるよう取り組んでいきたいと思います。
また、よりこの事業を知っていただけるために出前講座も行っております。少しでもご興味があればご連絡いただければ幸いです。
【研修会】~司法から福祉へバトンを受けて~(令和4年3月18日開催)
①群馬定着資料.pdf (2021-09-16 ・ 1751KB) |
②三和会資料.pdf (2021-09-16 ・ 471KB) |
③カラフル発表資料.pdf (2021-09-16 ・ 642KB) |
④稲岡氏資料.pdf (2021-09-16 ・ 327KB) |
触法高齢者支援のための出前講座のご案内
施設情報
設置主体:社会福祉法人はるな郷
事業所名:群馬県地域生活定着支援センター
所在地:〒370-3573 群馬県前橋市青梨子町1655(こがね荘内)
TEL:027-253-7000
FAX:027-289-6996
E‐mail:gunma-teityaku@harunago.jp